皮革の種類を知っておこう!(その他加工編)
仕上げ加工の違いによる皮革の種類は様々です。
ここでは銀面加工、光沢加工、起毛加工、以外の加工方法による
皮革の種類を知っておきたいと思います!
■型押し革
革の銀面に加熱された高圧プレス機で
様々な模様やデコボコとした形を付けた革の事です。
元々、革の模様や凹凸に特徴があるワニやヘビ柄に似せた型押し
などを施し、最近では一目見ても分からない程の高精度のものが作られています。
エンボスレザー、スタンプレザーとも呼ばれます。
■揉み革
なめした革を専用の機械や道具によって揉む事で
革の銀面にシワを付けたり、元々あるシボをさらに
際立たせる為に加工した革の事です。
もみ込む事で革が非常に柔らかくなっている事が特徴です。
その中でも上質のカーフのみを使用したものは
ボックスカーフと呼ばれています。
揉み方も様々で、四方八方から揉む八方揉みや
エルク、角揉みなどがあるそうです。
さらにシボの形によっても呼称があるようで、
例えば角ばったシボをスコッチグレインといいます。
同じシボを付ける加工方法で、
揉み革とシュリンクレザーを混同しやすいのですが、
簡単に言えば『揉み革』は、鞣し(なめし)後の革にシボを付けたもの、
『シュリンクレザー』はなめし工程中に薬品などによって革を縮めて
シボを付けたものです。
用途に応じて生み出されてきた皮革の数々。
この他にもまだまだ種類はあるようですので、
長財布オタクももっと勉強して知識を身につけていこうと思います!
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